2025/11/21
帰化申請が無事に法務局で受理されても、まだ安心はできません。
受付後に本格的な 実態審査 が始まり、
約 3~4ヶ月後に法務局から面接の連絡 が入ります。
この面接をクリアすることが、帰化許可において非常に重要なステップになります。
ここでは、面接の目的、質問されやすい内容、注意点について詳しく解説します。
帰化要件のひとつである「日本語能力」の確認を兼ねているため、
面接は すべて日本語 で行われます。
求められるレベルは:
小学校3〜4年生程度
日本語能力試験(JLPT) N3~N4レベル
ただし近年は審査が厳しくなり、
N1保持者でも筆記や読解テストを追加されるケースがあります。
審査官によって質問内容は異なりますが、
通常は以下の6つに大別されます。
申請者全員が必ず聞かれる内容です。
出生地
日本に来たきっかけ
来日後の居住履歴
学歴・職歴
日本での生活の状況
来日の動機や経緯を、正直に説明すれば問題ありません。
審査官は、以下の点を特に確認します:
申請書の記載と仕事内容が一致しているか
在留資格の活動内容と合っているか
業種・会社名・担当業務
月収・年収の妥当性
生活が安定しているか
職場環境(人間関係・働きやすさ)
安定した収入が続くかどうかが判断ポイントになります。
申請者の人間関係や、
日本にどれほど「縁」があるかを見るための質問です。
本国の両親の賛成/反対
兄弟姉妹の状況
日本に住む親戚の有無
同居者・家族構成
(離婚歴がある場合は前婚についても)
偽装結婚かどうかの確認も含まれています。
配偶者との出会い
交際開始の経緯
交際期間
配偶者の現在の状況(主婦・会社員・経営者など)
書類で確認できない部分が多いため、
審査官は口頭で詳細に確認します。
警察に世話になったことがあるか
交通違反
過去の犯罪歴(軽犯罪法を含む)
銀行口座の不自然な多額入出金
虚偽は必ず発覚するため、正直に答えることが重要です。
会社員は給与天引きのため質問されないことが多いですが、
自営業・会社経営者は要注意です。
受付後の数ヶ月の間に、
納税の滞納
年金保険料の未納
が発生していないかを確認されます。
面接の目的は大きく2つです。
申請書・提出資料と矛盾がないか丁寧にチェックされます。
日本人として生活していくための基本的な語学力があるかを確認します。
審査官は提出書類を基に質問します。
記載内容を忘れていると矛盾が生じ、印象が悪くなります。
嘘は絶対にNG。
矛盾・虚偽は必ず審査でバレますし、記録にも残ります。
スーツは不要ですが、
汚れた服
シワだらけの服
だらしない格好
は避けましょう。
第一印象は非常に大事です。
帰化面接は「落とすための試験」ではなく、
提出内容を確認し、日本語能力を測るための場です。
基本的には、誠実に、正確に、落ち着いて答えれば問題ありません。